~穏やかな時間 10のストーリー〜
「六甲おろし」とともに、
私らしく旅立ちました。
私は、もともと気が強く、何でも自分でやらないと気がすまない人間でした。乱暴な言葉遣いに、誤解されることもしばしば。人付き合いも苦手でした。そんな私が唯一愛したこと――それは、阪神タイガースでした。勝利の後は仲間とともに喜ぶなど、無邪気に楽しめるひとときでした。
そんな私を、ある日突然脳梗塞が襲ったのです。
病院で目覚めたときは身体を自由に動かすことができなくなっていました。人の手を借りないと何もできない生活は、人に頼ることに慣れていない私にとって、苦痛そのものでした。無機質な病室で入院を続けていると、ストレスしかありません。自由気ままに自分のペースで生活をしたかったのですが、左半身に麻痺が残っているので、日常生活も困難です。かといって、娘はフルタイムで働いているので、お世話になることもできません。そうこうしているうちに入院期限が近づき、退院せざるを得なくなりました。そこで紹介されたのが、療養病棟のある病院でした。(続きはこちら)
「穏やかな時間 10のストーリー」でご紹介するのは、長期療養病床を持つある病院で繰り広げられた内容を元にした、架空の物語です。
患者さんの目線で展開しているので、この方たちの旅立ち前の気持ちを想像できるようになっています。
最期までその人らしい生活のために、そして残されるあなたの心穏やかな看取りのために。
これを読まれた方が、人生の最期にどうするべきなのか、答えを見つけることができますように。
患者さんの目線で展開しているので、この方たちの旅立ち前の気持ちを想像できるようになっています。
最期までその人らしい生活のために、そして残されるあなたの心穏やかな看取りのために。
これを読まれた方が、人生の最期にどうするべきなのか、答えを見つけることができますように。
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